多くの人が経験する腰痛。その原因は様々です。
実は内臓の病気が原因である場合もあることをご存知でしょうか?
今回の記事では、腰痛と内臓の病気の関係についてわかりやすく解説します。
- 腰痛の種類や症状
- 内臓の病気による腰痛の特徴
- 適切な対処法
など、役立つ情報をまとめています。
腰痛と内臓の病気の関係
腰痛は、一般的に筋骨格系の問題によって起こると考えられています。
しかし、実は内臓の病気が原因である場合もあるのです。
内臓の病気によって起こる腰痛は「内臓性腰痛」と呼ばれます。
筋骨格系による腰痛とは異なる特徴があります。
内臓性腰痛の特徴
内臓性腰痛は、以下の特徴があります。
- 原因となる内臓の場所によって、腰痛の場所が異なる
- 安静にしていても痛む
- 夜間も痛む
- 発熱や悪寒、吐き気などの症状を伴うことがある
- 特定の姿勢で悪化する
- 体重減少や便秘、下痢などの症状を伴うことがある
内臓性腰痛の原因となる病気
内臓性腰痛の原因となる病気は様々ですが、主なものを以下に挙げます。
- 腎臓病: 腎臓病になると、腰痛や背部痛、足のむくみなどの症状が現れることがあります。
- 尿路結石: 尿路結石になると、腰痛や下腹部痛、排尿痛などの症状が現れます。
- 膵炎: 膵炎になると、上腹部痛や背部痛、吐き気などの症状が現れます。
- 胆のう炎: 胆のう炎になると、右上腹部痛や背部痛、発熱などの症状が現れます。
- 婦人科疾患: 子宮筋腫や卵巣腫瘍などの婦人科疾患になると、腰痛や下腹部痛などの症状が現れることがあります。
内臓性腰痛の可能性がある場合
上記のような内臓性腰痛の特徴に当てはまる場合、内臓の病気が原因である可能性があります。
早めに医療機関を受診し、適切な診断を受けることが重要です。
腰痛と内臓の病気を見分けるポイント
腰痛と内臓の病気を見分けるには、以下のポイントに注意しましょう。
腰痛の場所
内臓の場所によって、腰痛の場所が異なる場合があります。
痛みの種類
筋骨格系による腰痛は、ズキズキとした痛みであることが多いのが特徴です。
対して、内臓性腰痛は鈍痛であることが多いです。
症状の有無
内臓性腰痛は、安静にしていても痛んだり、夜間も痛んだりすることがあります。
また、
- 発熱
- 悪寒
- 吐き気
などの症状を伴うことがあります。
体重減少や便秘、下痢などの症状
内臓性腰痛は、体重減少や便秘、下痢などの症状を伴うことがあります。
内臓性腰痛の適切な対処法
内臓性腰痛の場合は、原因となる病気を治療することが重要です。
原因となる病気が治療されると、腰痛も改善されます。
医療機関を受診する
内臓性腰痛の可能性がある場合は、早めに医療機関を受診しましょう。
医師による診察や検査を受け、原因となる病気を診断してもらいます。
原因となる病気を治療する
原因となる病気が診断されたら、適切な治療を受けることが重要です。
治療によって、病気が改善され、腰痛も軽減されます。
生活習慣を見直す
生活習慣を見直すことで、腰痛の予防や改善に役立ちます。
- 適度な運動をする
- バランスのとれた食事を摂る
- 睡眠を十分に取る
- ストレスを溜めない
- 禁煙する
腰痛は、日常生活に支障をきたすだけではありません。
精神的な負担にもなります。
腰痛にお悩みの方は、早めに対応しましょう。
必要な機関に受診し、適切な治療や施術を受けることが大切です。