寒い冬や体調が優れないとき、体を温めるとなんだか気持ちが楽になりますよね。
温熱療法は、そんな体の自然な反応を利用した治療法です。
体の深部から温めることで、
- 血行促進
- 筋肉の緊張緩和
- 痛み軽減
などの効果が期待できます。
今回の記事では、
- 温熱療法の種類や効果
- 自宅でできる温熱療法の方法
など、温熱療法についてわかりやすく解説します。
温熱療法とは
温熱療法とは、体の深部から温めることで、
- 血行促進
- 筋肉の緊張緩和
- 痛み軽減
などの効果を期待できる治療法です。一般的には、40度から42度程度の温熱を体に与えます。
温熱療法の効果
温熱療法には、以下のような効果があります。
- 血行促進: 温熱によって血管が拡張し、血流が促進されます。血流が促進されると、酸素や栄養素が体の隅々にまで行き渡り、細胞の活性化が促進されます。
- 筋肉の緊張緩和: 温熱によって筋肉が温まり、緊張が緩和されます。筋肉の緊張が緩和されると、痛みやこりが軽減されます。
- 痛み軽減: 温熱によって痛みを感じる神経の伝達が抑制されます。また、血行促進によって鎮痛効果のある物質が運ばれやすくなります。
- 免疫力向上: 温熱によって体温が上昇すると、免疫細胞が活性化されます。免疫細胞が活性化されると、病気に対する抵抗力が向上します。
温熱療法の種類
温熱療法には、様々な種類があります。代表的なものをいくつかご紹介します。
- 湯たんぽ: 手軽に使える温熱療法です。40度から42度程度のぬるま湯を入れた湯たんぽを患部に当てます。
- カイロ: 使い捨ての温熱療法です。40度から50度程度の熱を発生します。
- マイクロ波: マイクロ波を体の深部まで浸透させることで、温めます。
- 超短波: 超短波を体の深部まで浸透させることで、温めます。
- 赤外線: 赤外線光線を体の深部まで浸透させることで、温めます。
- サウナ: 高温のサウナ室に入り、体を温めます。
- 入浴: 40度から42度程度のぬるめのお湯にゆっくりと浸かります。
温熱療法が効果的な症状
温熱療法は、以下のような症状に効果的です。
- 腰痛: 筋肉の緊張や血行不良が原因で起こる腰痛に効果的です。
- 冷え性: 体の冷えによって起こる様々な症状に効果的です。
- 疲労回復: 疲労物質の蓄積によって起こる疲労回復に効果的です。
- 肩こり: 筋肉の緊張によって起こる肩こりに効果的です。
- 関節痛: 関節の炎症や痛みを軽減する効果があります。
- 月経痛: 月経痛に伴う痛みやこりを軽減する効果があります。
自宅でできる温熱療法の方法
自宅でできる温熱療法には、以下のような方法があります。
- 湯たんぽ: 湯たんぽを患部に当てます。
- カイロ: カイロを患部に貼ります。
- 入浴: 40度から42度程度のぬるめのお湯にゆっくりと浸かります。
- 蒸しタオル: 熱いお湯でタオルを濡らし、絞って患部に当てます。
- ホットパック: 電子レンジで温めるタイプのホットパックを患部に当てます。
温熱療法を行う際の注意点
- 体調が悪い場合は、温熱療法を行わないでください。
- 妊娠中や授乳中の方は、温熱療法を行う前に医師に相談してください。
- 熱いお湯や電子レンジで温めるタイプのホットパックを使用する場合は、火傷に注意してください。
- 長時間同じ場所に温熱を当て続けない。
温熱療法で改善しない方へ
温熱療法をやってもらっても改善しない
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こんなお困りごとがございましたら、お気軽にご相談ください。
当院では、整体だけではなく、パーソナルトレーニングジムを併設しております。
私生活の中でできるトレーニングや姿勢改善を実施することで、腰痛になりにくくしたい。
こんなお悩みがありましたら、無料相談にお越しください。
参考情報
- 厚生労働省 e-ヘルスネット「温熱療法」 https://www.mhlw.go.jp/hourei/doc/tsuchi/T240313I0020.pdf