慢性的な腰痛に悩まされている方も多いのではないでしょうか。

腰痛は、日常生活に支障をきたすだけではありません。

仕事や趣味にも影響を与える厄介な症状です。

腰痛の原因は様々です。

実は睡眠も大きな影響を与えています。

自分に合わないマットレスで寝ると、腰に負担がかかります。

つまり、腰痛が悪化してしまう可能性があります。

今回の記事では、

  • 腰痛に優しいマットレスの選び方
  • 腰痛と睡眠不足の関係

をご紹介します。

自分に合ったマットレスを選んで、快適な睡眠と腰痛改善を目指しましょう。

 腰痛に優しいマットレスの選び方

腰痛に優しいマットレスを選ぶには、以下のポイントに注意しましょう。

硬さ

腰痛には、適度に硬いマットレスがおすすめです。

体が沈み込みすぎない硬さのマットレスを選ぶことで、背骨を自然なS字カーブに保ちます。

腰への負担を軽減することができます。

素材

マットレスには、様々な素材が使われています。

腰痛に優しい素材としては、

  • ポケットコイル
  • 高反発ウレタン

などがおすすめです。

なぜ?

ポケットコイルは、体圧を分散する効果があります。

高反発ウレタンは、体の沈み込みを軽減する効果があります。

サイズ

マットレスは、自分の体格に合ったサイズを選びましょう。

小さすぎるマットレスでは体が窮屈になります。

一方で、大きすぎるマットレスでは体が沈み込んでしまいます。

寝心地

マットレスは、実際に寝てみて自分に合っているかどうか確認することが大切です。

  • 店頭で試してみる
  • 返品制度が充実しているオンラインショップで購入する

などの方法があります。

腰痛と睡眠不足の関係

古くから経験的に知られてきた腰痛と睡眠不足の関係です。

近年、医学的にもその相互影響が明らかにされています。

睡眠不足が腰痛を悪化させるメカニズム

下降性疼痛抑制系の機能低下

十分な睡眠がとれないと、脳内で痛みを抑える「下降性疼痛抑制系」の機能が低下します。

その結果、本来であれば感じないような軽い痛みも感じやすくなります。

腰痛が悪化してしまうのです。

炎症物質の増加

睡眠不足になると、炎症物質である「プロスタグランジン」や「インターロイキン」などの分泌量が増加します。

これらの物質は、痛みや炎症を引き起こします。

そのため、腰痛を悪化させる要因となります。

ストレスホルモンの増加

睡眠不足は、ストレスホルモンである「コルチゾール」の分泌量を増やします。

コルチゾールは、筋肉を緊張させます。

痛みを感じやすくする作用があります。

そのため、腰痛を悪化させる要因となります。

疲労の蓄積

睡眠不足は、疲労を蓄積させます。

筋肉の緊張やこりを引き起こします。

これらの症状は、腰痛を悪化させる要因となります。

睡眠不足による腰痛の症状

慢性的な腰痛

睡眠不足が続くと、慢性的な腰痛を引き起こしやすくなります。

朝起きた時の腰痛

睡眠不足になると、朝起きた時に腰が痛くなることがあります。

夜中に目が覚める腰痛

睡眠不足になると、夜中に目が覚めて腰痛を感じるようになることがあります。

日中の腰痛

睡眠不足になると、日中も腰痛を感じやすくなります。

腰痛改善のための睡眠習慣

十分な睡眠時間を確保する

理想的な睡眠時間は、7~8時間です。

毎日同じ時間に寝起きする

毎日同じ時間に寝起きすることで、体内時計が整い、質の高い睡眠をとることができます。

寝る前のカフェインやアルコールを控える

カフェインやアルコールは、睡眠の質を低下させるため、寝る前には控えるようにしましょう。

寝室の環境を整える

寝室は、暗く静かで涼しい環境にしましょう。

寝る前にリラックスする

寝る前にぬるめのお風呂に入ったり、読書をしたりしてリラックスしましょう。

腰痛でお悩みの方は、睡眠習慣を見直すことも大切です。

上記のポイントを参考に、質の高い睡眠をとることで、腰痛の改善を目指しましょう。

当院では、生活習慣の見直し方やトレーニングプランのご提案も行っております。

お気軽にご相談ください。

今回の内容が、腰痛と睡眠の関係を理解し、腰痛改善に役立てていただければ幸いです。

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