多くの人が経験する腰痛。
その中でも、原因が特定できない「非特異性腰痛」は、国民病とも言えるほど多くの人が悩んでいます。
しかし、適切な知識と対策があれば、非特異性腰痛を改善し、快適な生活を送ることができます。
そこで今回の記事では、非特異性腰痛について、
- 症状
- 原因
- 治療法
- 予防法
- ストレッチ方法
などを徹底解説します。
- 腰痛で悩んでいる方
- 腰痛予防に関心のある方
ぜひ参考にしてください。
非特異性腰痛とは?
非特異性腰痛とは、原因が特定できない腰痛の総称です。
腰痛全体のうち、8割以上を占めると言われています。
具体的には、椎間板ヘルニアや腰部脊柱管狭窄症などの特定の病名が付かない腰痛のことを指します。
日常生活での動作や姿勢などが原因で起こると考えられています。
- ストレス
- 疲労
なども関係している可能性があります。
非特異性腰痛の症状
非特異性腰痛の主な症状は、以下の通りです。
- 腰の痛み
- 腰の張り
- 腰の鈍痛
- 腰の違和感
- 腰の筋肉のこり
- 下半身への痛みやしびれ
症状は人によって様々です。
多くの場合、起床時や長時間同じ姿勢を続けている時に痛みが強くなります。
体を動かすと楽になる傾向があります。
非特異性腰痛の原因
非特異性腰痛の原因は、まだ完全には解明されていません。
主に以下の要因が関係していると考えられています。
筋肉や靭帯の疲労・損傷
日常生活での動作や姿勢などが原因です。
腰周りの筋肉や靭帯が疲労や損傷を受けることがあります。
骨格の歪み
猫背や反り腰などの姿勢不良が、骨格を歪めます。
腰痛を引き起こすことがあります。
ストレス
ストレスは、筋肉を緊張させます。
血流を悪化させることで、腰痛の原因となります。
内臓の疾患
まれに、内臓の疾患が原因で腰痛が起こることがあります。
非特異性腰痛の治療法
非特異性腰痛の治療法は、症状や原因によって異なりますが、一般的には以下の方法があります。
安静
痛みがある場合は、安静にして体を休めることが重要です。
温熱療法
湯たんぽやカイロなどで腰を温めることで、血行を促進しましょう。
痛みを和らげることができます。
鎮痛剤
痛みがある場合は、医師に相談の上、鎮痛剤を服用することができます。
理学療法
理学療法士によるマッサージやストレッチ、運動療法などを行うことで、筋肉の緊張をほぐします。
痛みを和らげることができます。
手術
上記の方法で改善が見られない場合は、手術が必要になる場合もあります。
非特異性腰痛の予防法
非特異性腰痛を予防するには、以下の点に注意することが大切です。
正しい姿勢を意識する
猫背や反り腰などの姿勢不良を改善し、正しい姿勢を意識しましょう。
適度な運動をする
運動不足は、筋肉の衰えや血行不良を引き起こします。
腰痛の原因となります。
適度な運動を心がけましょう。
ストレスを溜めない
ストレスは、腰痛の原因となります。
ストレス解消法を見つけて、ストレスを溜めないようにしましょう。
体重管理をする
肥満は、腰への負担を増加させます。
腰痛の原因となります。
体重管理を心がけましょう。
早めの受診
腰痛が長引く場合は、早めに医療機関を受診しましょう。
非特異性腰痛に効果的なストレッチ
非特異性腰痛の予防や改善には、ストレッチも効果的です。
以下に、代表的なストレッチ方法をいくつか紹介します。
ハムストリングスのストレッチ
- 椅子に座り、片足を前に伸ばします。
- 背筋を伸ばし、ゆっくりと上体を前に倒します。
- 痛みを感じない範囲で、ゆっくりと息を吐きながら上体をさらに前に倒します。
- 息を吸いながら、元の姿勢に戻ります。
- 左右交互に10回程度繰り返します。
ポイント
- 背筋を伸ばし、猫背にならないように注意しましょう。
- 痛みを感じない範囲で行いましょう。
- 息を吐きながらゆっくりと体を伸ばすことで、より効果的にストレッチすることができます。
立って行うハムストリングスのストレッチ
- 足を肩幅に開き、まっすぐに立ちます。
- 片足を後ろに引き、膝を軽く曲げます。
- 背筋を伸ばし、ゆっくりと上体を前に倒します。
- 痛みを感じない範囲で、ゆっくりと息を吐きながら上体をさらに前に倒します。
- 息を吸いながら、元の姿勢に戻ります。
- 左右交互に10回程度繰り返します。
ポイント
- 背筋を伸ばし、猫背にならないように注意しましょう。
- 痛みを感じない範囲で行いましょう。
- 上体を前に倒すときに、膝を曲げないようにしましょう。
タオルを使ったハムストリングスのストレッチ
- タオルの両端をそれぞれ両手で持ち、足首にかけます。
- 背筋を伸ばし、ゆっくりと上体を前に倒します。
- 痛みを感じない範囲で、ゆっくりと息を吐きながら上体をさらに前に倒します。
- 息を吸いながら、元の姿勢に戻ります。
- 10回程度繰り返します。
ポイント
- 背筋を伸ばし、猫背にならないように注意しましょう。
- 痛みを感じない範囲で行いましょう。
- タオルを使って行うことで、より深くストレッチすることができます。
猫背ストレッチ
- 四つん這いになり、背筋を伸ばします。
- ゆっくりと息を吐きながら、背中を丸めて頭を下げます。
- ゆっくりと息を吸いながら、背中を反らせて頭を上げます。
- 10回程度繰り返します。
腰ひねりストレッチ
- 椅子に座り、片足を反対側の膝の上に置きます。
- 上半身をゆっくりと反対側にひねります。
- 背筋を伸ばし、ゆっくりと息を吐きながら、さらにひねりを深めます。
- ゆっくりと息を吸いながら、元の姿勢に戻ります。
- 左右交互に10回程度繰り返します。
その他
- ストレッチを行う前に、必ずウォーミングアップを行いましょう。
- 痛みがある場合は、無理に行わず、ゆっくりと行いましょう。
- ストレッチの効果には個人差があります。自分に合った方法を見つけてください。
非特異性腰痛は、多くの人が悩む国民病です。
しかし、適切な知識と対策があれば、改善し、快適な生活を送ることができます。
このコンテンツが、あなたの腰痛改善のヒントになれば幸いです。
腰痛にお悩みの方は、お気軽にご相談ください。